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8/8/2025 9:30:00

Case223.大学生になったら海外旅行にいこう ——「旅」は教科書を超える学び

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大学生活と聞くと、学部学科によるが、講義、ゼミ、アルバイト、サークル活動など、日々の予定で手一杯なイメージがあるかもしれない。実際には、どの学部学科でも比較的試験や課題が控えめな学年があり、そのような時期は『人生の夏休み』とも言えるような時間の使い方ができるだろう。そんなときには、ぜひ海外旅行を経験してほしい。

『海外旅行』という言葉は、少し非日常で、贅沢に映ることがある。たしかに、一定の費用がかかり、“時間はあるがお金はない”という大学生では、海外へ頻回に行くということは少ないだろう。しかし、真に意味ある海外経験は、大学生活を学びの舞台として最大限に活かすうえで、極めて有効な手段となるのだ。海外旅行は単なる“観光”ではなく、『自分の常識が通じない世界に身を置く』体験であり、この非常識を学ぶという実体験こそが、その後の人生や価値観の形成に大きな意味をもつ。

日本で生まれ育った私たちは、知らず知らずのうちに『日本的な常識』に包まれて生きているわけだが、当たり前の事実として、世界には異なる価値観、文化、生活スタイルが存在している。たとえば、時間に対する感覚、挨拶の仕方、食事のとり方、家族のあり方……すべてが『違う』のだ。その違いに触れたとき、自分の価値観を相対化することができ、『他者理解』の土台が生まれ、また自分や自国を客観的に見つめ直すことができる。

大学生の海外旅行は、将来のキャリアや人間形成において、“無駄”になることはない。むしろ、旅は大学教育の延長線上にあると言えるかもしれない。もちろん予算や時間など制約はあるだろうが、短期でも小規模でも、自分の世界を広げる旅は可能だ。『旅に出る』という決断と実行が、大学生活に奥行きを与えてくれる。

未知の国や街に足を踏み入れる一歩が、結果的にあなたの視野を何倍にも広げてくれるだろう。その一歩を、大学生の今だからこそ、ぜひ踏み出してみてほしい。その一歩には、計り知れない価値がある。

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