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9/29/2023 9:30:00

Case127.受験とは常に相対評価である

eyecatch
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季節は秋。つい先日までのうだるような暑さは影を潜め、札幌ではTシャツ一枚では肌寒く感じるようになってきた今日この頃であるが、受験生の心は「合格」への二文字で熱く燃えたぎっているだろうか。秋になると“夏までの勉強疲れ”や“夏に頑張ったからいいだろう”と思ってしまう受験生が発生する。今日は秋にほっと一息つこうとしている受験生に「受験はそんなに甘くないよ」と伝えたい。

受験とは常に相対評価である。大学受験とは「80点を取れば合格」という類の試験ではなく、周りが平均的に60点しか取れていないのに自分は80点取れば合格だし、周りが90点取れているのに80点しか取れていなければ不合格なのである。ゆえに、厳しい言い方をすると「自分が頑張ったから〇〇だ」という自己評価は一切通用しない。

受かる受験生はこの秋に盤石の態勢を構築する。つまり夏までに作り上げた基礎の上に、標準レベルの問題を積み重ね、実戦的な問題を通して“わかる→できる”のフェーズに上げていく。さらに“できる→速くできる”のフェーズにも次々と上げていき、実戦的な学力を身につけていく。つまり、合格する人にとっての秋という季節は成長期の終盤部分なのである。

この事実を知っている人は、夏までに努力したことを前提に、それまでの自分の努力がどうだとか無関係に相対位置をさらに高めるために加速度的に学習を進める。一方で、この事実に気が付かない人は自身の成長曲線を低下させ相対的に不利な立ち位置に布陣してしまう。レース後半戦開始直後に一度順位を落としてしまうと順位を取り戻すのはなかなか大変で、そのままズルズル後退してしまう受験生も多い。

基本的に受験勉強は年中無休が当たり前。コンスタントに一定のペースで走り続け、要所要所で段階的にギアを上げ、母集団に取り残されない/一歩抜きんでる努力を継続することが大切である。特に医学部や難関大を志願している受験生は、圧倒的な質も量も要求されるハイレベルなレースに参加するわけだから、人並みならぬ忍耐力と努力がないと勝ち抜けないのは言うまでもない。

本格的な秋の訪れとともに自分の将来をどう勝ち取りに行くか。真剣にそれを考えれば取るべき行動は自ずと一つに決まる。

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