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11/12/2021 10:00:00

Case34.共通テストの見かけに騙されるな

eyecatch
勉強法

 11月になった。時の流れというのはあっという間で、年の瀬が段々と近づいている。それは同時につまり第一関門である共通テストが近づいていることも意味している。昨年度よりセンター試験から共通テストへ変更になり、昨年度は初年度だったためどんな問題が出されるのか、どんな分量・質に変わるのかなど、世間的にも非常に注目された試験であった。

 率直に一番変わったと感じたのは「見た目」とそれに付随する「情報量」である。逆の言い方をすると、今も昔も「問われている本質は変わらない」ということでもある。数学では会話的な形式を取り入れたり、英語では資料や表の読み取りが増えたりしたが、問題の本質となる解法理解、解法論理は全く変わらない。それはつまり本質は変わらないということを問題の見かけが変わっても見抜けるかということを問う試験と言い換えることができる。

 以前の記事にも書いたが、現代社会では良くも悪くも情報が身の回りに溢れ返っている。正しい情報もあれば誤った情報もあり、大量の玉石混交の情報の中から自分が求める正しい情報を見抜く力が、それこそ文字通り「生きる」上で必要となりつつある。こういった現代社会の有り様を念頭に置くと、センター試験から共通テストに変わり、見かけの異なる複数の問(情報)の中から自らの頭で思考し論理立て正しい答えを選んでいくというのは理に適っているのかもしれない。

 若干話がそれたが、共通テストに変わっても問題の本質は変わらないということと同じくらい大切なこととして、基礎基本の権化である教科書(+α)の範囲内からしか出題されないということも忘れてはならない。そしてこれは再三口を酸っぱくして医学部・難関大合格を目指す本塾の塾生に伝えてきたこと、本塾が創業以来首尾一貫してきた学習方針である「二次学力をいかに高めるか」ということにそのまま直結する。

 医学部・難関大を志望する受験生は絶対に表面的な理解・学習に逃げてはならない。そのやり方では全国の受験猛者達の真の学力に絶対に太刀打ちできない。これは実際に医学部に合格したからわかるリアルであり、学生の頃から現在医師として働く過程の中で知り合った周囲人間の全身から滲み出ている学の深さ、質的高さからも容易に判断できる真実である。彼ら彼女らは物事を見たときに本質を理解する能力が非常に高く、そしてそれは驚くべきほど速く正確である。

 11月の学習は共通テストの得手不得手、二次学力の進捗具合でどの程度共通テスト勉強に時間を割くか、割けるのかは一人ひとりの学習状況によってやや異なる。12月に入れば本格的な共通テストモードに突入するが、残された時間の中で本質を見抜くための二次学力が備わっているかの最終チェックもしてほしい。その二次学力が十分であれば、共通テストの見かけに騙されることなく本質を見抜く能力は十分であるから、あとは共通テストの形式慣れ、時間慣れを本番までに行ってほしい。

 これまで本塾のカリキュラムで二次学力を養ってきた皆なら大丈夫、見かけに騙されないで落ち着いて考えれば大丈夫、絶対。

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