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12/23/2022 9:30:00

Case90.挨拶は人としての基本

eyecatch
マインド

ひとりの人間として実社会で生活を送る上で最も大切なものの一つに“挨拶”がある。挨拶は年齢や性別に関係なくどんな人でも必ずできることである。気持ちの良い挨拶は周囲と良好な関係を築く素晴らしい潤滑油になる一方で、逆にできないと周囲と関係が悪化したり悪目立ちしたりする。

「こんにちは」「ありがとうございます」「ごめんなさい」という当たり前のセリフを当たり前に言えるかどうかで社会から下される自分への評価が変わることはしばしば経験する。そのため一般企業の入職後すぐに挨拶研修(マナー研修)を導入している企業も多い。それくらい挨拶とはこの実社会に生きる上で重要とみなされている。

挨拶に関する教育は家庭での親のしつけや保育園・幼稚園の頃に始まり、小中高でも口酸っぱく指導されるため社会に出るころには皆等しくできている“はず”である。しかしながら実際には「こんにちは」「ありがとうございます」「ごめんなさい」ときちんと言えない人も一定数存在する。これは非常に残念なことである。結果的にそのような人たちは自分たちの評価を自分たちで貶めているという事実に気が付いていないことが多い。実にもったいないことである。

このような挨拶の習慣は今日明日で急にできるようになることではないので、学生のころから意識して身に付けてほしいのだ。学生は社会に出る準備段階であり、挨拶をすべきなのにしなかった場面では親や教員に適切に注意してもらえる立場にある。これはとても有難い立場で学生の特権と言える。基本的に学生はサービスを受ける側に位置し、サービスを提供する側に位置することはあまりない。しかしながら社会人になると急にこの立場が逆転し、そのときに何が起こるのか。基本的な礼儀作法を知らない社会人は所属する会社や取引先から非常に厳しい評価を受け、最悪の場合はそのコミュニティに自分の居場所がなくなってしまう可能性すらある。逆に気持ちの良い挨拶ができる人は周囲から好かれ、周りからの応援を受けやすくなる。

サービスを受ける側でいるうちに、サービスを提供する側の訓練を積んでおく。この発想を持って社会人になる人とそうでない人の差は歴然である。いきなり学生から社会人へ白黒反転するが如く変容を遂げることなど誰にもできないからこそ、失敗が許されるうちに失敗を重ね、練習できるうちに練習をしておくことがとても大切なのである。

たかが挨拶、されど挨拶。簡単なようで難しいからこそ、是非学生のうちから挨拶を大事にしてほしいと思う。

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