四月を迎え早くも一週間が経過した。新たな生活が始まり、前向きな気持ちになっている人も多い時期だと思う。受験生の多くも心新たに勉強に取り組んでいることと思う。しかしながら、試験本番に近づくにつれて勉強に対する焦りやストレスで心がいっぱいになってしまうこともあるだろう。今日は来るべきそのような日に向けて今のうちからできる心の準備について考えてみよう。
「すべてが順調であれば前向きになるのは簡単である。大切なのは何もかもうまくいかないときで、でもそんなときにこそ前向きな気持ちは必要である。あらゆる努力は報われる価値があるだから。」これはアメリカの某プロスポーツ選手が述べていたプロとしての考え方であるが、スポーツでも勉強でも必ず上手くいく時と上手くいかない時がある。上手くいかない時にどう考え行動するかがプロであり、その時の心の持ち方の参考になると思い今回採用した。
もしあなたが 4 月に「自分はこうなりたい」と強く願う理想像があるならば、これから経験する困難に立ち向かっていく必要がある。多くの場合、何か困難に遭遇した時に敵前逃亡する人の方が多いと思うが、そこで不退転の決意をもって取り組んだ人にのみ努力が報われるチャンスが訪れる。
ここで一点注意してほしいのは、「前向き」であることと「楽観的」であることは異なり、前者は困難に遭遇した際に状況を打開する一手を講じることに奔走するが、後者は自助努力をせず状況任せにすることが多い。どんな状況でも悲観的にならず前進するために最大限頭を使いアクションをとることが「前向き」という言葉の本質である。このことを忘れないでほしい。
今日は夏以降を意識したメッセージであるが、四月のスタート時期であるからこそ早い段階で頭の片隅に置いておいてほしいと思う。いざピンチになったときに「前を向いて」継続努力をしてほしい。