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1/19/2024 9:30:00

Case142.共通テストが終わった。合格への準備はできているか?

eyecatch
戦略

今年度の共通テストが終わった。おおよそ全体としては昨年並みの難易度となり、平均点も横ばいまたはやや上昇の見込みとなりそうだ。不安定だった共通テストの難易度もかなり安定し、出題側の意図も汲みやすくなってきたように感じる。

さて、約一ヶ月後には二次試験がある。国公立志望の学生はここから待ったなしの最終フェーズだ。昨年の春から周到に用意してきた各教科の精度を限界まで高め、戦略的に総得点を高める必要がある。残り一ヶ月という限られた時間の中では、『ここはやる』『ここはやらない』という大胆な戦略や判断も必要になるだろう。志望校を最終確定させ、各大学の入試傾向を踏まえた上で個別具体的な学習戦略を組んでいく。

この時期は入試で出題されるような分野横断的な問題の精度を上げる学習方針に切り替えよう。つまり、一つの大問の中に『確率』+『数列』+『整数』というようないくつかのテーマを内在するような問題を解く練習を積み重ねる。これまで一年間の勉強で『確率』や『数列』、『整数』といった単独分野の問題はかなりの程度理解が進んでいるはずであるが、これら一つ一つの分野を一つの大問の中でいくつも組み合わせて解いていくような問題演習を積み重ねよう。特に医学部のような偏差値帯の高い志望校になればなるほど、単独分野のみの出題はほぼなく、常に分野横断的な出題のされ方になる傾向があるからだ。これは先の例に上げた数学だけではなく、英語でも理科でも同様である。

また、一般的な話としては、理数系、特に理科は短期間で得点率を上げやすい一方で、英語は短期間で得点率を伸ばすのは難しい。理科は医学部や難関大でも、比較的単独分野で出る場合もあり、さらにパターンで解ける問題も少なくない。各分野で攻略し、その解法パターン数を増やすことができれば短期間で+10点、20点も可能になる。大学によって毎年必ず出題される分野などもあることから、その分野を徹底的にマークし対策を立てることでさらに効率化が図られる。

共通テストでうまくいった、うまくいかなかった、嬉しい、悲しいなど様々な要素や感情もあるだろうが、泣いても笑っても残り一ヶ月という時間を、各受験生がどう利活用するのか。最後の最後に笑うために、今この瞬間に何をすべきで、何をしないべきなのか。合格への準備はできているか。こういった一人ひとりのマインドと個別具体的な戦略を合わせて、是非4月には笑顔いっぱいで第一志望の大学に入学し桜を咲かせてほしい。

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