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1/26/2024 9:30:00

Case143.基礎力と受験

eyecatch
戦略

本日はこれから本格的な受験勉強に取り組もうと考えている高1・高2生や、さらには将来医学部や難関大などを考えている小中学生とその保護者様に向けた内容である。今後の学習戦略の大方針を定める際に、決して軽視してはいけない『基礎力』についてもう一度考えてみよう。

「医学部に合格したい」「東大や京大、その他旧帝大に合格したい」と考えたときに、決して避けることのできない『基礎力』の養成にはかなり時間がかかる。現在の学力や教科によってバラツキはあるものの、一定以上の『基礎力』を身につけようとするならば、本腰を据えてから3~6ヶ月程度は最低限必須である。偏差値換算すると、60程度が一つの目安と言うことになるが、この偏差値60という第一関門をいかに早く突破するかが医学部や難関大受験では最重要である。

実際にやってみるとわかるが、偏差値60というのは、一教科だけでもそれなりに大変な数字で、医学部や難関大志望となるとこれを受験に必要な全教科で達成しなくてはいけない。得意教科だけ超えればよいというならば、ある意味で誰しも超えられる壁だが、これを同時並行的に多教科で達成するのは想像以上の難しさがある。

だからこそ、もし本気で医学部や難関大を受験しようと考えるならば、一日も早く戦略的に基礎力の養成に取り組まなくてはならない。毎年受験に失敗した多くの受験生が口をそろえて言うことは「時間がなかった」「もっと早くから対策を立てるべきだった」というものであり、事実、プロ目線で見ても『学習の初動の遅さ』『学習計画の見積もりの甘さ』が大多数で当てはまる。

逆転合格ではなく、ある意味で『予定合格』している人たちは、皆さんが考えているよりも早い段階で勉強をスタートし、皆さんが勉強を開始したタイミングにはほぼゴール地点にいる。これが真実である。特に北海道は教育僻地であり、東京などと比べると学習に対する考え方そのものが後進的で、それゆえ北大3割問題に代表されるような道内勢の失速が問題となっている。もちろん、道内医学部も道外勢にかなり浸食されているのは言うまでもない。

こういった事実を正しく知り、早期に基礎力養成の重要性を認識し、具体的な行動に移すことが第一志望に合格する秘訣だろう。本日の話をうんうんと理解しただけではなく、そこから具体的な行動に移さなければ何も始まらない。特に残りちょうど一年というリミットの高2生は、本日の話を肝に銘じて今日からの学習に取り組んでほしい。

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