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11/11/2022 9:30:00

Case84.自分がやりたいこと

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マインド

自分がやりたいことは何だろうか。受験を意識すると決まって「将来の夢」を考える瞬間があり、その夢の実現に受験が味方になることも敵になることもある。今日は受験と夢について考えてみる。

小学、中学、高校と時間が経つにつれて夢や目標は少しずつ変化する。小学生の時はプロ野球選手を目指していたが、次第に医師や弁護士が夢になるという類の話はよく耳にする。自身の経験や憧れの対象が変化すると同時に、一部現実的な問題にも直面・苦悩し、成長する過程で「夢」というものを自分なりに咀嚼していく。

夢や目標は変化するが、ここでその実現に受験を乗り越える必要があるならば、自分がやりたいことを選べる学力を身に付けておくことで結果的に自分の将来の選択肢をいくつも残すことができる。誰のものでもない自分の人生を、責任をもって最高のものにするのは自分自身であり、そのための選択肢を用意してやるのも自己の決断と努力次第なのである。

残念な話だが、受験相談を受けていると自分の人生を他人事のように話す受験生を目の当たりにする。「本当に自分がやりたいの?」と思ってしまう受験生を見るのである。「周りが医学部を目指しているから」「親がそう言うから」と自分の意志を持たない学生を散見するが、これら学生はその先でつらいこと、嫌なことがあったときにいつも文句ばかりを言い、他人のせいにしがちである。これではせっかくの成長するチャンスを逃し、1ミリも成長することなく時間だけが流れてしまう。

自分の進むべき道は自分の責任で自分で選ぶ。実は受験生に真に求められているものは、こんな「決断力」なのである。鋼の意志を持つ受験生は、例え浪人しようとも不退転の精神で毎日文句も言わずひたすら机に向かうことができ、上手くいかない場面に遭遇しても試行錯誤と自己へのフィードバックを行い、常に改善と上昇志向で正の変化を追い求めようとする。逆に他人本位の受験生はどこか上手くいかない場面で自己へのフィードバックではなく他人や周囲への不平不満を口にし、仕舞には匙を投げだす。この差は決定的である。

受験期にこの「決断力」を学んだ学生は、将来のキャリア形成でも「決断力」のない学生より常に一歩も二歩も抜きんでた活躍をする。当然である。社会に出ると常に決断と行動を求められ、それに応えられるかどうかで社会からの評価が変わってくる。このような試練の第一歩が受験なのである。

もし自分の中に心から挑戦したい夢や目標があるならば、一度死ぬ気でチャレンジしてみてほしい。その過程で得た経験は一生もので、これからの人生で遭遇するどんな場面でも必ず自分の身を助けてくれる最上の思考力(=スキル)になる。受験生よ、今が試練。頑張ろう!

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