残り二週間で共通テスト本番になる。多くの受験生は焦りに焦っている時期だと思う。体調には十分注意して、残り二週間で最高のパフォーマンスを発揮できるように準備してほしい。
直前期の勉強をしていると、一部の受験生は『もうダメだ』と諦めモードになる人がいる。『どうせ無理なんだから・・・』『自分には才能や能力がないから・・・』という半ば諦めの気持ちが心を覆ってしまう受験生を一定数見かける。自身の経験からも、こういった受験生の心境は痛いほどわかる。
しかし少し見方を変えてみると、これはチャンスではなかろうか?自分がつらいときはたいていの場合周囲の人もつらいときであり、『もう無理だ』と実際に諦めてくれる受験生も中にはいる。周囲が諦めてくれる中で、自分だけは最後の最後まで全力スピードで駆け抜ければ、集団の中から一歩抜きんでることができる。こう考えれば、これは最大のチャンス到来である。
一度開始したレースで最ももったいないことは『自ら諦める』ということである。特に受験直前期でも、自らレースを脱落する受験生が発生する。一方で、この時期に歯を食いしばって勉強を続けられた受験生は、文字通り飛躍的に有意差をもって点数が伸びる。これは直前期の学習は普段の3倍以上の学習効果があるからである。
素晴らしい結果を得るためには、燃えるような情熱をもって、最後まで諦めずに粘り抜くことが重要だ。『もうダメだ』はチャンス!と思い残りの二週間を駆け抜けてほしい。