みなさんは単語カードを持っているだろうか?あらかじめ使いやすいようにプリントされた単語カードではなく、自分で両面に手書きで記入した単語カードを持っているだろうか?最近では使い勝手の良い様々なプリント済みの単語カードが売られているが、自作した単語カードに勝るものはない。自分の頭を使い内容を工夫した単語カードは世界最高の参考書になる。
単語カードはインプットがメインだと思っていないだろうか?市販のプリントされた単語カードは然りであるが、それは自分の頭を使わずに受動的に単語カード作者の思考に支配されるからである。「単語カードにそう書いてあるからそう覚えよう」という受け身の学習であり、そこにアウトプットの余地はない。
しかしながら、自分の手で作る単語カードの場合、その単語カードに自身の文字やイラストで表現するためにアウトプットの思考を必要とする。つまり、一枚の限られた紙面にどうやって要点のみをまとめて書き表すべきかと大いに思案を巡らせ、結果、自分にとって最高の一枚が完成する。まとめるという作業は非常に頭を使い、その過程で実際にその単語カードに書かれた知識以外の周辺知識を丸ごと学習することになる。
はじめは誰しも上手に単語カード一枚に表現できない。それでも試行錯誤を重ねるうちに自分の最適解を書き表すことができるようになる。一度この経験をすると市販のプリント済みの単語カードは内容が薄すぎて使い物にならないとすら感じるようになる。サラッとしたことの表面的な復習程度には使えるが、深い勉強をしているときには全く役に立たないと感じるのだ。また、この単語カードの利用は、英単語や歴史などの暗記系科目だけではなく、数学や物理などにも応用が利く。
表面的な学習理解だけでは決して届かないレベルを目指している人は、一見時間がかかりとっつきにくい印象の“マイ単語カード”にも是非取り組んでほしい。一度その良さを知ると、それは日常学習に不可欠な「教材」へと変貌する。かつて自分自身の受験時代を思い出してみても、このマイ単語カードとの出会いなくして医学部合格はなかったと断言できる。
今まさに受験に臨む君たちへ、目指せ、真の学習理解withマイ単語カード。