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9/3/2021 11:16:00

Case24.塾生に愛をこめて~思いやりの連鎖~

eyecatch
マインド

 北大・医大進学塾の塾長(私)は塾生皆が大好きである。塾スタッフも塾生皆が大好きである。これはもちろん変な意味ではない(笑)。塾長も塾スタッフもどうやって塾生合格率を100%にできるのか、来春に全員を第一志望へと笑顔で送ってやれるのか、皆で知恵を出し合って考えている。嘘偽りなく、塾長も塾スタッフも塾生が好きなのである。

 北大・医大進学塾は、前身である医学進学塾の時代から塾生に対する愛情は並々ならぬものだったと思う。私自身が、前身の医学進学塾生だったときからもそういった愛情を塾スタッフから注いでもらったし、自分も新体制になってからもそうでありたい、それ以上でありたいと考えている。それは目に見える形だけでなく、目に見えない形でも然りである。

 受験とは残酷なもので、社会経験のない若者に合格・不合格とはっきり白黒をつけてしまう。私自身はおおよそ三十年程度しか社会で生きてはいないが、ここまで酷なレースは世の中なかなかないと思う。たいてい社会の物事ははっきりと白黒つけられるものばかりではないし、むしろ白と黒の中間である「グレーゾーン」と呼ばれる領域が大多数を占めていると思う。

 受験の厄介なところは、「絶対的な立ち位置」で、その合否が決まらないことである。つまり、「1,000時間勉強した人は全員医学部に合格です。」とか、「この問題が解けた人は全員東大に合格です。」とか、そういった「これだけやれば全員合格、おめでとう。」というものがないのである。これは受験生に目に見えない強烈な精神的負担を生じさせ、ときにその負担に耐え切れず精神的に病んでしまう受験生もいる。

 人生をかけた過酷な受験レースの中で、北大・医大進学塾は、前身である医学進学塾の時代から塾生に愛情を注ぎ続けてきたと思う。決して大きな塾とは言えないが、そうであるが故に、個々への配慮を忘れず一人ひとりを一人の人間として、一人の将来の同僚(医師)として、目に見える/見えない形で愛をこめてきたと思う。ちょっとした雑談の中で、挨拶一つの中で、受験生の心中を慮り、我々に今何ができるのかを考えている。(これらブログ記事も、今塾生に伝えたいメッセージを中心に書き込んでいる。)前塾長(現顧問:片丸和男)も直接のやり取りの中で、あるいは前塾長のよもやま話(前ブログ)の中で、今必要なメッセージを投げ続けてきてくれた。そういった本塾の良い伝統を私自身も次の世代に繋いでいきたいと思う。

 こういった誰かを思いやる気持ちの連鎖(=ペイ・フォワード)は、本塾の素晴らしい伝統として、これまでもこれからも大切にしていきたいと思う。人とは、誰かに応援してもらえると気持ちが楽になり足が軽くなる。人とは、誰かに背中を押してもらえるとどんな困難も乗り越えられる。なんとも不思議なものである。私自身がこの歴史ある小さな塾から受けた恩を、次の世代にもきちんとバトンパスしていくことこそが、未来に向けた思いやりの連鎖を作る一つの方法ではないかと思う。

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