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7/17/2023 11:00:00

Case116.東医体

eyecatch
学生生活

1 年に一度医科学生のみの全国体育大会がある。大きくは東日本と西日本で分かれるが、全国の医学生が各競技(部活)でしのぎを削る大会である。各競技に所属している医学生がほぼ全員集まり、競技中・競技外での交流も非常に盛んで、新たな交友関係や人脈を作ることができる素晴らしい会である。自分自身は北海道大学卒なので東日本の大会、いわ ゆる東医体(東日本医科学生総合体育大会)に参加していたわけだが、毎年 8 月頃に東日本のどこか都道府県で開催されていた。

新型コロナウイルス感染症の影響でこれまで東医体や西医体などの医学生の大会行事はほぼすべて自粛していたと聞く。医学生という立場上このあたりは慎重に行動せざるを得なかったと思うが、同時に一人の部活 OB としては正直とても残念だと思っていた。平均的に考えると、一般に医学生は他学部よりも学生生活に占める学習時間は多い。毎週、ときには毎日テストに追われ、それゆえにその合間で交友関係やリフレッシュ目的、健全な身体活動としての部活動は非常に重要だろう。そして部活でも人間なにか目標がなければモチベーションを維持するのは難しく、そのモチベーションを維持してくれるのが東医体や西医体という存在だと思う。

昨年まではかなり厳しかった東医体も、ついに今年から再開されると話に聞いた。競技によって開始時期に多少のバラツキはあるかもしれないが、またこうして社会が正常化するに伴い医学生の活動も従来通りに戻っていくのは素晴らしい。これまでじっと耐える期間が長かった後輩たちには是非とも全国の仲間たちと切磋琢磨して競技スキルだけでなく人脈も広げてほしいと思う。医学部は 6 年間、つまり先輩とも後輩とも長い年月を一緒に過ごすことが多いので、同一大学内外問わずこういった縦と横のつながりを大切にしてほしい。

いま医学部を目指して勉強している受験生も、入学後はこのような全国の仲間たちと楽しく交流する機会があることを知り、受験のモチベーションの一つにしてもらいたい。受験はつらいことの方が圧倒的に多いが、その先には楽しい大学生活があり、その一つに医学生にしか参加を許されない東医体や西医体という交流の場があることも知っておくと良いだろう。

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