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9/1/2023 9:30:00

Case123.五感を使って記憶する

eyecatch
勉強法

暗記系の学習では視覚だけでなく聴覚、触覚、味覚、嗅覚などのいわゆる五感を使った勉強法、記憶法の方が良いと考えている。個人的には視覚のみで暗記するよりも、その他五感も使った方が効率的に暗記できるという立場にいるので、その具体的な方法などを含めて話していきたい。

一般に、暗記系の学習をする人が最も活用する五感は“視覚”である。つまり「目で見て覚える」という最もオーソドックスなやり方である。視覚だけの記憶法が悪いとは思わないし、世の中にはカメラアイと呼ばれるような瞬間的に見ただけで何でも記憶できてしまう人がいるのも事実である。このような特殊な人はそのままのスタイルでも十分に記憶が定着し暗記もスラスラできるだろうからあまり暗記するのに困ることはないだろう。

しかしながら、多くの人・多くの場合では視覚のみよりも、プラスして聴覚も利用する方が良さそうに思う。つまり何かを覚えようとするときにはウィスパリング(ささやき、つぶやき)などで自分の耳からもインプットする手法の方が有効だと考える。これは体感的な話だが、視覚に聴覚を追加した方が1.3-1.5倍程度は記憶に定着しやすいイメージがある。

さらに、触覚、つまり手を動かして暗記に努めるということをプラスすることでも高い効果がある。例えば英単語を見て、書いて、つぶやいて、これらを同時進行で行うと掛け算として効果が得やすい。視覚のみのやり方に比べると、書いたり、しゃべったりする分だけ単位時間当たりのスピードは落ちてしまうが、結果的に記憶定着度合いが高くなった分だけコスパは高くなる。個人的には「視覚+聴覚+触覚」のやり方が一番効率よく覚えられる印象がある。そのため今でも何かを覚えようとするときはこの3つの感覚を同時に使うことが多い。

残りの味覚や嗅覚は好みが分かれるが、例えば味覚であればいつも決まった種類の飲み物を勉強の際に口にしたり、嗅覚であれば集中モードに入りやすいアロマのようなものを利用するのも良いだろう。個人が最良と感じるものが最良であり、五感のうち5つすべて使うことが必ずしも最良とは限らず、試行錯誤を繰り返し自分の中で最良と感じるスタイルを築いてほしい。

まだ少し先の話だが、直前期になると詰め込み学習も必要になり暗記で押し切ることも求められる。そのときまでには自分の暗記スタイルを確立し、最高のパフォーマンスで暗記に臨めるようにしてほしい。そのために今のうちから自分が取り組みやすい暗記の仕方を身に付けよう。

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