医学部合格カルテ
    トップ
    プロフィール
    記事一覧
    NEW
    Myカルテ
    お問い合わせ
    プライバシーポリシー

4/5/2024 9:30:00

Case153.医学部受験を本気で目指す高 1、2 生へ

eyecatch
マインド

新高校 1 年生は中学校を卒業して高校に上がった直後であり、新高校 2 年生は翌年学年が一つ上がると高校 3 年生になる。今日はそんな新高 1、2 生に向けて、特に医学部や難関大を志望している人には正しく知ってほしい真実を書いていこうと思う。来るべき高校三年生の受験本番に向けて今から準備してほしい。

最近の全国的な傾向として、医学部・難関大受験の対策は年々早まっている。ここで言う『最近』とは、皆さんのお母さん、お父さん達の時代とは違っているという意味であり、親世代の医学部・難関大の受験勉強法は、今では通用しないということである。かつての極端な例としては、『高 3 夏から勉強を始めて医学部に現役合格しました』のようなパターンが度々認められていたが、今はそう甘くないのである。もちろん、このようなやり方で運良く合格 する人もいるが、その割合はグッと減っているわけである。受験に限らず、スポーツでも同じだが、他人との競争で相対的に一歩抜きん出るためには一日も早くスタートを切りゴールに向かいコツコツと練習(勉強)を積み重ねる必要があるのは誰でも理解できる。最近では勉強に限らずスポーツの世界でも同様の傾向があり、これは『幼少期からのサッカー英才教育』の類であるわけだが、こういった傾向は全国的に勉強でもスポーツでも、今後も続くと考えられる。

道産子として一つ大変残念なのは、北海道では全国標準とは言えない受験に対する古い考え方が根強くあり、それゆえ東京などの大都市圏から『北海道は教育僻地』と揶揄される状態になっていることである。つまり、『受験勉強は高 3 夏からで良いんだ』という非先進的な考え方が親から子、あるいは一部教育関係者から生徒へ伝播し、結果、『北大 3 割問題』のような北海道出身者が道外出身者にボロボロに完敗している現状がある。

自分の志望校を決めたときに、それがもし医学部や難関大のように全国の腕に自信のある同級生達と戦わなければならないならば、己を知り敵を知ることは当たり前に必要で、それは周りのスロースターターの人たちを指標にするのではなく、すでに走り始めている『全国の標準母集団』を参考にしなくてはならない。彼ら/彼女らはおそらく皆さんが想像しているよりもかなり先を走っていて、具体的には半年、一年、二年先の学習内容をすでに完成させているレベル感である。高 1 段階で高 3 数学まで一通り学習していたり、物理も化学も英語もすでに教科書レベルは完璧になっている学生が多数いる。こういった事実を知らずに『高 3 夏に・・・』と言っているようでは、何年浪人を重ねても厳しい戦いになるだろう。

医学部受験を本気で目指す高 1、2 生、特に北海道の高 1、2 生はこういった事実を知り、早め早めに動きはじめ是非現役合格を勝ち取ってほしい。『知らなかった』では済まされない、全国標準の医学部・難関大受験の現代スタイルで全国のライバルたちに打ち勝って欲しい。

mpsbanner
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 受験ブログへにほんブログ村 受験ブログ 医学部・医療系受験へ

この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓