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9/30/2021 12:00:00

Case28.ブログリニューアルを記念して~親友の T.T.くんへ感謝をこめて~

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 晴れて本日よりリニューアルとなった本ブログ。前ブログよりカッコよくなったと思うがどうだろうか(笑)?記事の検索機能、人気記事ランキングなど、読者にとって少しでも使いやすくなったと感じてもらえると幸いである。

 本ブログリニューアルには、私自身の親友であるT.T.くんに多大なるご尽力をいただいた。この場を借りて感謝を伝えたいと思う。ありがとう。

 彼は医師ではなくシステムエンジニアと呼ばれる職種の人間である。中学から社会人になった今でも付き合いのある唯一無二の親友である。彼もまた一浪して都内の国立大学に進学したのだが、浪人時代互いに切磋琢磨し精神的にも助け合った、そんな彼との浪人時代のエピソードを一部紹介してみたいと思う。

 私は浪人時代に多くの友人を持たなかった。友人が多くいるということは喜ばしいことだが、あくまで個人的意見として、必ずしも浪人時代・受験時代に多くの友人を持つことはポジティブに作用すると思わない。それは友人全員が受験に関して理解があり、かつ、意識が高い人だけとは限らず、言ってしまえばときにお互いがお互いの足を引っ張る構造になり得るからである。よって私は受験期に限られた友人しかいなかったわけだが、そんな友人の一人がT.T.くんであった。

 T.T.くんは非常に人間性が高く勤勉であった。何を為すべきか理解し、そのモチベーションも高かった。浪人生の多くは現役生に比べると時間的に余裕があるからたくさん勉強をし学力が向上して当たり前だと思われがちだが、実際は浪人して時間があっても勉強しない浪人生、遊びに走る浪人生、例えば麻雀を始める浪人生などかなりの数がいて、半分以上は学力が横ばいかむしろ軽度低下すると言っても過言ではない。実際にそのような大手予備校の浪人生を目にしたことがある人なら何となく言っていることがわかるかもしれない。そういった集団の中に身を置いて、自分はなぜ浪人をしているのかを自問し、本来あるべき受験生の姿で一年間居続けられるというのはある意味物凄いことである。そして彼もまた一年間を愚直に机に向かうということを成し遂げた偉大な受験生の一人であった。

 彼とは休憩時間に知識の確認をし合ったり、ときに気分転換のわずかな時間でふざけあったりと、そういった受験時代を過ごした。当時を振り返って、互いにリスペクトし合い、また必要以上に干渉せず無駄な時間を過ごさないようにと考えていたと思う。たかだか二十歳前の学生がこういった「配慮」をできていたことは、結果として互いに足を引っ張らず第一志望に合格した理由の一つなのかもしれない。

 受験期に多くの友人を持つことに関して否定的であるとの見解を示した直後に言うのも何ではあるが、友人と問題や知識に関するdiscussionをすることは、思わぬ発見や他人の理解のプロセス、ひいては自分の理解の深さを知る良い機会になる。実際T.T.くんと数学や理科などの理系科目に関してdiscussionを通して自分の理解が深まったと思う(彼は文系科目はあまり得意でなかった(笑))。よく言われることとして「他人に教えられるくらい理解しなさい」とあるが、これは正しいと思う。他人に教えられるということは、自分の言葉で事物を咀嚼していなければ不可能であり、そういった理解の深さは圧倒的な自信となり、それは自身の血となり肉となった証拠であるから、結果として圧倒的な武器になる。そういった意味においては、受験期に高いモチベーションをもつ限られた友人を持つべきメリットは大きい。

 持つべきは友である。信頼できる仲間である。それはどんな世界にいようとも疑いようのない真実だと思う。中学からT.T.くんのような友人に出会えた私は幸せだったのかもしれない。中学から受験期も、今もなおありがとう。そしてこれからもよろしくね。

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