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5/31/2024 9:30:00

Case161.勉強は元本保証型の超優良投資

eyecatch
その他

昨今、日本では新NISAによる株式投資、不動産投資などの“投資”が非常にホットだが、私が考える最強の投資先は“勉強”である。つまり、勉強による自己投資こそが、株式投資や不動産投資などよりもはるかに資本効率が良く、極論、超ローリスク、超ハイリターンの最強投資先である。勉強による自己投資は投資した分だけきちんと見返りのある『元本保証型』であり、さらに結果が上振れた際の上昇余地は無限大となる、まさに超優良投資なのだ。

例えば、医学部に合格するために必要な投資コストが塾代、交通費、参考書代など計200万~300万だった場合、実際に医学部に合格すれば、勤務医の平均年収1,500万程度としても生涯で得られるそのリターンは最低でも100~1,000倍であり、開業する等を考慮した場合では数千倍のリターンということもザラである。これは再現性の高いデータをもとに考えており、かなりの程度で確かである。

また、医学部ではなく、北大などの旧帝大や早慶などの私大を含めた難関大であっても、将来は上場企業などへの就職の確率がかなりの程度で保証され、受験に対して同様の金額を投資しても100倍以上のリターンは見込める。

現在、全国大学の定員は受験者数よりも定員が多い、いわば大学全入時代であり、だからこそ勉強に自己投資した人とそうでない人の間でその後の将来のキャリアに一定以上の差が生じるのは致し方ないと言える。つまり、言ってしまえば“大卒”という経歴自体は誰でも入手できるため、同じ“大卒”ならば相応の努力(≒学歴)をした人から優先して採用しようとするのは企業側として当然のことと言える。統計学的に考えた場合、大学までの学力とその後の働きに一定の正の相関関係があると見ているわけである。(もちろん統計なので外れ値もあるが、それは統計学的に一定頻度発生し得るものである。)

上記の視点では、勉強し結果を出した分だけ、自分のレベルにあった何十という大学・学部を選ぶことができ、それ相応の見返りを得ることができるということでもある。仮に、All or None(全か無か)という形でしか評価されないのだとすると、つまり『60点をカットオフ値として、それ以上は全員が選択肢A、それ以下は全員が選択肢B』となる社会だとすべてが二分されるが、実際にはそのようになっておらず、40点の人は40点の進路・進学先を選べ、80点の人は80点の進路・進学先が選べる。とするならば、努力(自己投資)に応じたリターンがそれぞれ得られるという点で『元本保証型』と言えるのではなかろうか。

この話を聞いて、『自分には関係ない話だな』と思うのも自由、『今この瞬間の自己投資が重要だな』と思うのも自由、すべては皆さんの考え方と行動にかかっている。たった一度の自分の人生、もし今が自己投資の最良のタイミングであると判断するならば、決してこの一瞬のタイミングを逃さないでほしい。その判断が将来の数百、数千倍のリターンを生むのだから。

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