医学部合格カルテ
    トップ
    プロフィール
    記事一覧
    お問い合わせ
    プライバシーポリシー

12/24/2021 9:30:00

Case40.最もコスパの良い勉強法

eyecatch
勉強法

 今日は受験勉強において最もコスパが良いと考えられる勉強法について考えてみる。医学部や難関大を考えている人、目標点に今一歩届かない人には是非読んでほしい内容である。

 まず結論から述べると、最もコスパが良い勉強は、ズバリ【苦手科目を伸ばす】ということである。これも受験界でよく言われることだが、実際に実践できている受験生というのは驚くべきほど少ない。理由は簡単で、好きな科目は勉強する気になるが、嫌いな科目は勉強する気にならず、つまり「逃げる」からである。受験生も人間であるから、好きなこと・楽しいことを優先してしまうのは当たり前といえる。

 しかしこの人間の本能ともいえる「つらいことから逃げようとする」行為を医学部や難関大を志望する受験生が行うと、残念な結果になってしまうことが多い。さらに突っ込むと、国立大学のような総合大学の医学部やその他難関大などを受験しようとしている人は特に注意した方が良い。これは、たいていの国立総合大学では一部医学部専用の問題に差し替えられていることもあるが、問題の大半はその他学部学科と全く同じ問題であり、全体の問題の難易度としてずば抜けて高いということではないので、得意科目でも医学部クラスになると周りと劇的な点差をつけにくい傾向にあるからである。逆に苦手科目があると、得意科目でカバーできないほどの致命傷を負うことになる。

 上記の話を具体例を用いてわかりやすく説明すると、某国立大学の二次英語の問題は、その他学部学科の合格者平均は5割、医学部の合格者平均点は7.5割程度のとき、仮に英語が超得意だとしても現実的には本番で10割というのはかなり難しく現実的に9割程度だろうから、結果的に得られる点差は1.5割になる。一方で上記の前提条件の中で英語が苦手だとすると、4割5割というのはザラで、そうするとその他学部学科では戦えても、医学部レベルだと2.5~3.5割程度のビハインドを背負うことになる。こうなってしまうとこれをカバーするために理科または共通テストで圧倒的な高得点を取らないといけないが、これも同様に周りの平均点が高得点である場合はほぼ逆転不可能ということになってしまう。

 このような考え方は、実は国立大学のような総合大学の医学部にすべきか、単科系医学部にすべきか、科目数を絞った私立医学部にすべきか、という受験校の選定に非常に重要な側面を持っている。あくまで得意科目をゴリ押しで勝負するのか(それができるのか)、苦手科目を克服しないと非現実的なのか、あるいは苦手科目を思い切って受験科目から除外するのか、などは各個人・各志望校の個別具体的レベルでの受験戦略であり、この判断をなるべく早くした方が受験的には当然有利になる。

 やや今回のテーマと話が逸れてしまっていたが、得意科目で現在9割取れるのを10割取るのに1割上げる努力と、現在4割しか取れない科目を5割取るのに1割上げる努力と、どちらが努力の絶対値で考えた場合労を要するだろうか。答えは誰の目にも明らかである。9割を10割にするのは難問・奇問や重箱の隅をつつくような問題ばかりをやらなくてはならないが、一方で4割を5割にするのは基本的な問題が2-3問できれば解決する話である。しかもその2-3問というのは基本的な問題であるから、難問・奇問と違い、似たような問題が出たときに応用が利きやすい問題であり、一石二鳥なのである。

 苦手科目を勉強するとき、私自身の過去を振り返って考えても、勉強すれども一向に気乗りしないし、いざ始めてもいかに得意科目の勉強に逃げようと必死になる。そこで個人的にオススメなのは、完全に「ルーチンワーク」にはめ込んでしまうことである。一日の勉強の流れの中に、お昼前の何時から何時まではこの科目をやるというルーチン化をして、やりたい・やりたくないなどの感情を入れ込む余地がないように自分で仕向けることがポイントである。例えば学校では時間割が決まっていて、今日は1時間目から順に数学→国語→英語→、、、と決まっているから勉強したくない教科から逃げられないのと同じように、自分との戦いでもある受験勉強でもスケジュールの中にルーチン化してしまい「そうであるから仕方ない」と取り組まざるを得ない状況にしてしまうことが大事である。

 人間とは不思議なもので、最初は苦手な・嫌いな科目であっても、やり始めて少しでも結果が出ると面白くなってしまい、いつの間にか好きな科目・得意な科目になっているということはよくある。一番勿体ないのは【食わず嫌い】になってしまっていることで、本気で食べてみる(=勉強してみる)と思いのほか夢中になるということが多々ある。苦手だなと思ってもすぐに逃げず、ルーチンパワーを駆使して1ヶ月2ヶ月と勉強してみよう。それが実は合格に直結するコスパ最高の勉強法だったりする。

 今日はもしかしたら受験生受けの悪い?内容だったかもしれない(苦手科目をやりましょうと言っているのだから(笑))。しかし、特に理系の場合だと二次科目である英数理の不得意を無くしておくことは、総合点を考えた場合では最もコスパが良いのは事実であるから是非逃げないで取り組んでほしいと思う。

 まだまだここから伸びるよ!伸ばすよ!毎日コツコツ!

mpsbanner
PVアクセスランキング にほんブログ村
にほんブログ村 受験ブログへにほんブログ村 受験ブログ 医学部・医療系受験へ

この記事が気に入ったらいいね・シェア!↓